コラム

神の領域

医学の発展で人間は人間のほとんどの箇所にメスを入れ全治してしまう。

心臓の病を調べるために足の動脈に小さなカメラを通し心臓まで到達させて中を調べたり、心臓手術では一時心臓停止状況で行われると聞いた。
最近はビックリしなくなったが他者の心臓と入れ替えたり、人間の臓器の殆どは他者の臓器が移植できると言う。

体外受精で子供を誕生させる事もできる。男女産み分けもできる。

しかし、こんなに医学の技術が発展していて、人間が人間の一部にメスを入れる事が出来ないところがある。
それは「脳幹」である。生命を司る部分で「神の領域」と言われている。

人間が処置・処理を施せない、施し切れないところを「神の領域」と言うのであれば
原発は「神の領域」そのものである。

自然界で起きる異変を、人間は止める事ができない。
人間が何を用いても処理・処置・制御出来ない「原発」「原子力潜水艦、航空母艦」「核施設」は、いくつも地球上にある。
自然界で、大異変が地球規模で起きたら人間を始め全ての生命体の息の根を止めるには充分過ぎる程の放射能が降り注ぐのである。

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『さよなら原発10万人集会』に参加して…

2012年7月16日、東京代々木公園で開催された『さよなら原発10万人集会』。
大江健三郎さん、坂本龍一さんら著名人の呼びかけで17万人(主催者発表)が集まった。

毎週金曜日に国会議事堂に集まるデモ参加者とはチョットちがう。
国会議事堂前のデモ参加者は大半、いや全部と言っても過言ではない、個人参加で一人一人が自分の意思をキチンと伝えておきたい、そんな気持ちが叫び声として伝わってきた。

この事については代々木公園のデモも同じだ。では、どこが違うのか。
代々木公園のデモはやや政治色がある。○○党のタスキを掛けた人、旗を持ち歩く人…。
「脱原発」という言葉が、何か量販店の目玉商品のチラシかの様に思えました。

原発再稼働賛成の利権者を除けば国民の大方は脱原発であるだろうに、あえて○○党という言葉はいらないのではないだろうか。
品格にも欠ける。

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